体重がぜんぜん増えない『ガリガリ身体』の克服法とは?
先日後輩からある相談がありました。
内容は、
「先輩・・・、自分腕立てとか毎日やってるし、プロテインも飲んでるんですよ。
しかしですね・・・ぜんぜん体重増えないんですよ、なんでですか?」
というもの。
あらゆることに言えますが、筋肉のつき方や体重の増え方にも個人差はあるわけです。
彼のように、体重そのものが増えにくいハードゲイナー(ハードゲイではありません)の場合、筋肉を維持しながら脂肪を減らしたい人とはまた違ったアプローチが必要になってきます。
体質的に栄養分が吸収されにくいと筋肉は大きくできない
ハードゲイナーは、一般に身体に栄養分が吸収されにくい体質を持っています。
ですから、どれだけドカ食いしても毎日飲み歩いていても体重(脂肪)はほとんど増えません。
脂肪だけではなく、がんばってトレーニングしても筋肉も付きにくいというデメリットもあります。
細マッチョになりたい人にとっては、大きな壁ですね・・・。
バルクアップの基本3要素「トレーニング・栄養・休息」を徹底する
ちなみに後輩は、身長178センチで体重が52キロです。
うーん・・・細い。
ではこの身体からどうやって理想の筋肉をつけていけばいいか・・・
それはとことん追い込むことです。
基本3要素でお伝えしたように、筋肉の成長には、トレーニング、栄養、休息が必要です。
休息は十分とれていると考えて、残りのトレーニングと栄養に関してとことん追求するのです。
ただ基本が体重が増えにくい体質のため、それだけ中身はハードになります。
トレーニングで筋肉を追い込む!!
部位別のトレーニング方法は別のページで紹介しているので、ここでは省きます。
大切なのは、先ほど言ったように『とことん追い込むこと』。
上腕二頭筋のトレーニングをした後に、ダブルバイセップスポーズ(力こぶを作るポーズ)をしようとしても腕を曲げられないくらいに追い込むのです。
自宅でひとりでトレーニングしていると、「まぁ今日はこんなもんでいいか」と、けっこう手抜きしてしまいますが、気合を入れて追い込んでください。
そのためには、たとえば上腕二頭筋のトレーニングの場合、10キロのカールで限界が来たら重量を減らして5キロで追い込み、さらに限界が来たらもっとも筋力を使えるポイント付近(腕を約90度曲げたところ)で部分的に(パーシャル)限界まで行うのです。
そうすることで、筋肉の奥深くまできっちり刺激を与えることができます。
摂取する栄養をとことん追求する!!
体重が増えやすいイージーゲイナーの場合は、普段からタンパク質が多めの食事を摂ることで、トレーニングに見合った筋肉は付いてきます。
が、ハードゲイナーの場合はそうはいきません。
サプリメントの本場アメリカでは、ゲイナー系のサプリが売られています。
その名前のとおり、体重を増やすためのサプリです。
含まれる主な栄養素は、炭水化物、脂肪、そしてタンパク質です。
(脂肪が付きやすい人には摂取をおすすめしません)
でもこれって、他の食材でも代用できるんですね。
例えばジャンクフード。
炭水化物も脂肪もタンパク質もたっぷりのハンバーガーは、いい見本ですね。
実際にリー・プリーストというボディビルダーは、オフ期にジャンクフードをよく食べていました。
別に高額なサプリを購入せずとも、代用できるものはどんどん取り入れていきましょう。
ハードゲイナーは、タンパク質だけでなく、炭水化物と脂肪の摂取も重要ということを覚えておいてください。
体重を増やすポイントは、『トレーニングの追い込み』と『栄養の追求』です。
ガリガリ身体を克服したいあなたは、ぜひ参考にしてみてください。