ステロイドが身体に与える影響ってどんなのがあるの?
「オリンピックで選手が禁止薬物を使用してメダル剥奪!!」
そんな話題が上ることもあります。
ドーピング問題と聞いて「ステロイド」を思い出す人もいるでしょう。
ステロイド=筋肉増強剤=誰でも簡単に筋肉をバカでかくできる!!
と思いがちですが、実はそうではありません。
ステロイドは摂取するだけで筋肉が大きくなる?
ここで言うステロイドは、アトピーの治療薬として塗る薬のようなものではなく、筋肉に作用するアナボリックステロイドのことです。
その効果は、主にタンパク質の同化する力を高めること。
しかし、ステロイドを摂取した人が全員筋肉ムキムキになれるかと言ったらそうではありません。
摂取しただけでは大きくならないのです。
あくまでも筋肉を形成する力を高めるものなので、しっかりトレーニングしなければ筋肉は発達しないのです。
しかも、全員に効果があるわけでもありません。
ほとんど同じ体格の人が同じトレーニングで同じステロイドを摂取しても、バルクアップ(筋肉量増加)に成功する人もいれば、体質的に合わずに通常のトレーニング効果とほとんど変わらない人もいるのです。
ステロイドでめざましいバルクアップに成功した人は、ステロイド摂取環境下において素質や才能があると言えますね。
ステロイドの副作用とは?
ステロイドのマイナス面といえば副作用。
実際に、アナボリックステロイドを長年摂取したために悲劇的なことを引き起こしてしまった人もいます。
具体的な副作用は、身体的には肝臓の機能低下や高血圧、心臓の肥大、心筋梗塞発症リスク増、脱毛、精力減退など。
精神的には、うつ病やいらだち、妄想などです。
また、ステロイドが合わない人の中には、逆に筋肉が小さくなってしまう副作用が出てしまう人もいます。
アナボリックステロイドの効果と副作用を見ても、リスクは決して小さなものではないですね。