腕(上腕二頭筋)の筋肉を鍛える自重&タオルトレーニング方法

盛り上がった力こぶ(上腕二頭筋)は腕の力強さを出す大切な要素です。

 

この上腕二頭筋は、ジムに行ってダンベルやバーベル、マシンを使わないと鍛えられないわけではありません。自分の体重や簡単な道具を使って鍛えることができます。

 

ここでは、上腕二頭筋の自重トレーニング、タオルやドアなどを利用した筋トレ方法について解説します。

 

上腕二頭筋の自重トレーニング方法

 

 

  1. 壁に背中をつけて立ち、体を支えます。左ひざを曲げて、左の足先が右膝の前あたりにくるようにして、右手で左足首を下からつかみます。

     

    体は前屈みなってかまわないので、右手でつかんだ左足首を持ち上げます。このとき上腕二頭筋に負荷が掛かるように、足首をできるだけ上方に持ち上げます。

     

    より負荷をかけたいのなら、左足首の位置をもっと足下の方でキープするようにします。上腕二頭筋が伸びきってしまわない位置で保つようにすると、より効果的に腕の筋肉に抵抗を与えられます。

  2. 体の右側を下にして、床に横向きに寝転がります。右腕は右太ももの下に入れて準備します。右手で太ももを支えるようにして、上腕二頭筋の力で上体を引き上げてください。

     

    また、少し体の向きを変えて右肘が床につくような位置で行うと、より効果的です。

     

    両足は床から離しておきます。その状態で上腕二頭筋の力を使って上体を引き上げて下さい。腹筋の動作に似ていますが、できるだけ腹筋は使わず、腕の力を使うようにしましょう。

  3. 部屋の中にあるドアのフレームを使います。両足はドアフレームに近づけて立ち、右手でドアフレームをつかみます。つかんだ手で体を支え、ドアフレームに引き寄せる動作を行います。

     

    体をドアフレームに引き寄せるとき、腕を外側に回転し、前腕を上に向けるように意識しましょう。

     

    より腕に負荷をかけるためには、両足でドアフレームを挟むように立ち、体とドアフレームの間に角度がつくようにして下さい。

 

腕全体(上腕二頭筋+上腕三頭筋)のトレーニング方法

 

 

8分間で腕の筋肉を鍛えるトレーニング動画です。

 

上腕二頭筋に上腕三頭筋を加えた、つまり腕全体を鍛えるトレーニング方法のため、余裕のある人は挑戦してみてください。

 

  1. 最初は、ダイアモンドプッシュアップです。両手の間隔は狭くし、両足は広めに開いて、腕立て伏せを行ってください。この腕立て伏せがきつくて続けられない場合は、ひざを床につけた状態で、同様に両手の間隔を狭くした腕立て伏せを行って下さい。これを45秒間続けたら、15秒間休憩します。
  2. 次は、タオルと片足を使ったアームカールです。ひざを立てて仰向けになり、両手でタオルをつかんで、真ん中に片足を入れます。タオルに入れた足のひざは曲げてかまいません。できるだけ上腕二頭筋に負荷が掛かるように、腕と足でタオルを引き合います。この動作を45秒間続けたら、15秒間休憩です。
  3. 次はまた腕立て伏せの姿勢になります。両足の間隔は狭くして下さい。そして最初に行った、ダイアモンドプッシュアップと、通常の両手の間隔を広く空けた腕立て伏せを、交互に繰り返します。これを45秒間続けたら、15秒間休憩して下さい。
  4. 次はタオルと両足を使ったアームカールです。両手でタオルを持ち、両足の太ももの下を通します。そして両足でタオルを押しながら、両腕でタオルを引っ張ります。上腕二頭筋に負荷がかかるのを感じながら、ゆっくりと引っ張って下さい。これを45秒間繰り返したら15秒間休憩です。
  5. 次は腕立て伏せの姿勢で準備します。両足の間隔は狭く、両手の間隔は肩幅程度にして、手の指先はまっすぐ前方に向けて準備して下さい。そして、床から体を持ち上げるときに、ひじが体から離れないように注意しながら、一気に体を起こします。この動作がきついときは、ひざをついた状態で同様に行って下さい。45秒間繰り返したら15秒間休憩です。
  6. 次はまた、タオルと両足を使ったアームカールです。両手で持ったタオルを太ももの下に通し、腕の力でタオルを引っ張る動作ですが、今回は早い動作を細かく行って下さい。上腕二頭筋に負荷がかかるのを感じながら行いましょう。これを45秒間続けたら15秒間休憩します。
  7. 次は腕立て伏せです。両足の間隔は狭く、両手の間隔は肩幅について、手の指先は前方へ向けます。腕立て伏せを行いますが、今回は体を床に近づけるときに、できるだけゆっくりとした動作で体を降ろし、床につきそうなところですぐに体を持ち上げます。この動作がきついときはひざをついた状態で同様に行って下さい。45秒間続けたら15秒間休憩です。
  8. 最後はタオルと両足を使ったアームカールです。両手でタオルを持ち太ももの下を通して、腕の力でタオルを引き寄せますが、今回はこの動作をできるだけゆっくり行います。両足を引っ張って戻す動作1回につき10秒かけるように意識して下さい。上腕二頭筋にできるだけ負荷がかかるように行います。これを45秒間行ったら15秒間休憩でして下さい。

トレーニングだけじゃ筋肉はつかずダイエットもできない?!


筋肉をつけるためには、筋トレだけでなく適切な栄養補給が必要不可欠です。栄養の摂取をおろそかにしていると、筋トレを続けていても「なかなか筋肉がつかない」「思ったように脂肪が落ちない」などの悩みが出てきてしまいます。

特に筋トレ初級者は注意してください。「プロテインを飲んで反対に体脂肪が増加した」「いろいろなサプリ代にお金をかけたのにぜんぜん筋肉が増えない」などのケースに陥りやすいためです。

そのため、筋トレ初心者でもしっかり筋肉をつけて代謝をアップさせるためには、効率的に筋肉量を増加させ、そして体脂肪の燃焼を促すための成分を摂取することが大切なのです。

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HMBはプロアスリートも積極的に摂取しています。また、研究機関でも筋肉増加作用があることが報告されています。